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  • 執筆者の写真: 耳ず
    耳ず
  • 4月28日
  • 読了時間: 3分

更新日:22 分前

殺人衝動が幼少期からずっとあって、踏みとどまっていたけど、自殺志願者を殺せば救いなんじゃないかっていうのが2人ほど殺した人のニュースをネットで見た。


それで、コメントに「2人の自殺志願者を救えなかった人間が、殺して救った(容疑者から、殺された人はありがとうと言っていたという旨の発言あり)この人を責める資格はない。他にどう救う手立てがあったのか」みたいな意見があったんだけど、それは違うよと思った。

この2人が、殺人衝動の彼の心理的合法の理由になって彼を救ったんだよ。今も感謝されたことは彼の殺人衝動を支えてると思うし実際彼は反省してない。


自殺志願者が死ぬしか救いの手立てがなかったっていうのを、本人以外が言うのはおかしいと、思うんだよ。


人が死にたがってる人に、死んで良かったなんておかしいよ。

『ヤサシイワタシ』の芹生が「あんた、死にたいんじゃなくて、望む姿で生きたかったんだろ。叶えたい何かがあったんだろ」(うろ覚え)って言ってたみたいに、こちらとしても同じく「あんたの体はあんたのもんだろ。あんたの全力を、良い方向に使ってるところ、見てみたいよ……」(要約)っていう芹生のセリフが本当にそうだ、と思う。

それが見たかったよこちらとしても。

そしてそういう姿で生きたいよ。こちらも。




ヤサシイワタシが好きなんだけど、作中の、「亡くなった人(自殺)に、自殺を考えて踏みとどまっている人と同じ…それをしない理由がなかったわけじゃないと思うの。それでも…したんだよね」っていうことが本当に悲しくて、なんていうか、しない理由がなかった訳じゃないだろうに、踏み越えてしまったのが、それを押す何かがあったんだろうなって感じられて、それが、ただひたすら悲しい。ダメとかじゃなくて…。


残された芹生が、それをされると、生きてる人の力も奪っていくというか…虚無感無気力感が襲うというか、そういうことをした人は知っていたのかなというのが本当にそうで、雪がシンシンと降り積もる、冷たくて灰色の冬みたいに取り残される悲しさが心を痺れさせるんだよね。


それはその人を責めてる訳じゃなくて、そういう大事に思ってる人がいるってことをその人は知ってたのかな、ということだし、それを認識できるほどその人の中で自分が大した存在になれなかったというのが悲しい。

踏みとどまる理由になれなかった自分っていうのが。ひたすら。


自分が殺したも同じだ。


Zで、カミーユが命は力なんだっていうけど、本当にそうで、命を失うっていうのは本当に悲しいことなんだよ。

どんな形であっても。

それを、こんな形で失うっていうのは、酷いことなんだよ




徒然草でした………

 
 
 

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