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  • 執筆者の写真: 耳ず
    耳ず
  • 2024年5月11日
  • 読了時間: 4分

今描いているシリーズ、今後日本さんが関わってくるのですが、私には「アメリカくんと日本さん」「イギリスさんと日本さん」の関係のイメージが乏しいのです。

乏しいとはどういうことかというと、史実に対してどの様にフィルターをかけたら良いか分からないということです。


今、どうしようかなと悩んでいることです。


米英の独立時や、その前後については本編で描かれているので想像しやすいです。それに、私は米英のオタクなので界隈に流布する「お決まり展開」が頭に染み付いています。

だけども、日本さん関連ともなると原作においてもかなり乏しい。

黒船キタヨー!で、アメリカくんが無理難題を言って「帰ってください」と日本さんが言ったり、イギリスさんがバラの花束抱えて玄関先まで来たりとか色々ありますけど、肝心の苦しい時が謎です。

日英同盟解消した時とか、太平洋戦争をしている時とか、戦後とか……ww2のことは触れていますが、あくまで連合VS枢軸の体制なので個人的な気持ちは汲み取れません。

(逆にいえば、イギリスさんの独立戦争についての感情が例外といえます。まあだからイギリスさんが「国として」ちょっとオカシイのではないかと思うのですが…。傷ついている人に向かってオカシイというのも、憚られるのですが…)


だから、歴史に付随して、そこでどういう関係だったのかっていうのが想像しにくいんです。本編を見ると結構割り切られている気がするのですが…。如何せん、日本人的にはセンシティブな話題すぎて、さすがのヘタリアでもネタにできないかと思います。アジア史は、くみする日本が描くには責任が重すぎます……。


正直いうと、私は明治〜昭和初期にかけての日本史が好きなので、完全に無知というわけではありません。(というわけではありませんが、にわかです)

若かりし学生の頃、東郷平八郎の逸話を聞いて感銘を受けて以来、史実を調べ、戦争映画や戦争ドキュメンタリーを見たりしていました。

あの頃、私は獅子文六さんの「海軍」に夢中でした。それから、かわぐちかいじ先生の「沈黙の艦隊」、「ジパング」にハマるなどして順調に近代日本史に魅了されていました。

そして大学では日本文学を専攻しました。そして文学作品を通して、色んな時代の日本の「現代」を知っていったのです。

(ただ、大学に行ってからは、日本史より心理学に興味を持っていきました。なので日本史を勉強する機会は格段に下がっていきました)


まあなんとも中途半端ですが、そのために日本という国に対するイメージも結構あるのです。だのに、日本さんとアメリカくんとか日本さんとイギリスさんとか考えるとなかなかイメージが合致しないんです。どう処理したら良いか分からない。

この部分について触れるには、私には参考文献が少なすぎます。


ーーだから、参考文献のために最もその頃の日本さんについて描写するであろう朝菊やらアル菊やら見てみたんです。

というのも、独立戦争について一番調べて描いてきているのは味音痴の人間だと思うので、近代日本について一番描いてるのはここら辺の人だろうと…目立てをつけたんです。

ところがです。



何か分からないが、違うんです。

「僕の中の日本と違う」と言うんです。



自分だったらどうだろう?と考えた時、幸いにも浮かんでくるものがありましたので、それを自己解釈として描いていきたいと思います。

またそれに付随してあらためて日本史を調べています。



「はよペン入れ進めろ」と本を待っている方は思っているかと思われます。


それも、それも勿論やります…!

ただこの作業もこのシリーズを描く上で大切なことなんです…!


ご容赦ください汗

ペン入れの進捗などについては、blue skyにて報告するかと思いますので、気になる方は以下よりご確認ください。



(余談)

米英の関係を考える時参考にしている本たちです。楽しいので、良ければ皆さんも読んでみてください。


・戦後イギリス外交と英米間の「特別な関係」https://www.minervashobo.co.jp/book/b241689.html


・〈抑制と均衡〉のアメリカ政治外交https://www.minervashobo.co.jp/book/b352093.html





 
 
 

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