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- 耳ず

- 2021年5月18日
- 読了時間: 3分
以前紹介したヘタリアの二次創作の方※、大変デフォルメが上手なんですね。人も背景も。カラーにしても白黒にしても、それぞれで適当なデフォルメをしてるんです。
そこで私は絵をいかに簡略化するか、少ない情報でそれとわかるためにどこを切り取って、どこを残すか選ぶことの大切さを痛感したのです。
で、さらに発見したのがデフォルメすればいいというものではないということです。どのシーンで、どの程度デフォルメするか。どこまで細かく描くか。それは写実性なのか緻密性なのか。
どこに注目してほしいのか。その表現をする意味はなんなのか。
それを考えることに気づけたのは、panpanyaさんのおかげです。
panpanyaさんは私の好きな漫画家で、背景の細かさのわりにキャラクターがシンプルな不思議な漫画家さんです。話も日常生活の小さな疑問を基に、奇妙な世界に入り込んでいく不思議な感じなのですが、やみつきになるのです。
で、前々からこの方が好きなのですが今回panpanyaさんの評論を読んで、この方に魅せられるわけをひとつ垣間見たのです。
その評論が以下です。
作中人物の心境に合わせて描画を変えてるのかと………!!あまりのすごさに感動しました。
私は絵は統一性だと思っていたので、心境によって筆を変えるとか、絵のタッチを変えるとか、デフォルメの具合を調整するとか考えたことがなかったんですね。
ああ、これが表現するということかと思いまして……。人によって求めるところは違うと思いますが、私はこういう絵の描き方、漫画の描き方を今は目指したいなと思いました。
なんだか、とても今更なことを書いた気がしますが…。前に映画の手法を勉強したいと書きましたが、映画の手法は映画のものでしかありません。漫画で、絵で表現するってどんな挑戦なんだろうと思った時それは以上に書いたようなことなのかなあ…と思いました。もちろんカメラワークや場面の切り取り方も大事なことですよ!
とりあえず、今の目標はデフォルメを上手く調整できることです。
今日描いた一枚です。

背景を描くのが途中でだれて、ビックベンの線が増えてしまいました。他にも線が適当になってわしゃわしゃ描いてあるところがあります。まあ、通じれてばいいと思いますが、線が増えるだけ情報が増えて目が行きやすくなるので失敗したなあと思いました。デフォルメって難しい…。
練習します…!!
今回背景を描く上で参考にした本があるので書いておきます〜。
・手描きで映える【簡単】プレゼンスケッチ改訂版 村山隆司 2020年1月31日初版
・空間演出に活かすパースの基本 スペース・ドローイング入門 キム・ドンホ著 金智恵訳 2020年9月20日第1刷
私はパース解説の本をいくら読んでも理解できなかったので、そんな方に上記の本はおすすめだと思います。ガッツリパースを勉強したい!理解したい!という人にはおすすめできませんが…。

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