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  • 執筆者の写真: 耳ず
    耳ず
  • 2024年5月22日
  • 読了時間: 2分

袴田さんが死刑求刑されたというのを見て、我が目を疑った。


なんでだよ


袴田さんの事件に関しては、これまで複数のメディアで取り上げられ、誰しも一度は耳にしたことがあると思う。

免田事件、財田川事件、島田事件…冤罪事件が次々見つかり盛り上がっていた頃、袴田事件も冤罪ではないかと白羽の矢が立った。

私もにわかで、誰かが調べて出版してくれた本を読む程度でしか知らないが、彼が捕まった当初出てきた「証拠」なるものは、後で差し替えられたり警察からの説明が変わったりしていて、とても不確かに感じる。それに、極めて信憑性が薄い。

当時証拠で出された衣服を、袴田さんは着られなかった。サイズが合わなかったのだ。ところが縮んだから着られないだけで、付着する血液も本人のものなのだからと証拠として十分だと提出してきたのだ。

当時の袴田さんの尋問は拷問に近い。というか拷問でしかない。

警察側が暴行や調査などの過程を経て血液を手に入れるなど容易な話だ。


また、私は去年の夏、袴田さんの事件だけなぜこうも簡単に終わらないのかと他の冤罪事件と一緒に調べたことがある。その際、「コイツを犯人にしよう」と証拠をでっちあげるのはよくあることだと分かった。


他の事件との違いは、「検察が諦めるか否か」程度の違いにしか感じられなかった。

袴田さんのとった道筋は他の冤罪事件と似通っている。事件捜査の環境も、虚偽の自白をしてしまう過程も…。

無実の人間の自白には特徴があり、その特徴を袴田さんも持っている。

(参考:「虚偽自白を読み解く」浜田寿美男著、2018/8/22岩波書店 等)

また、様々な本でこの事件の有罪判決について多くの疑問の提示がされている。


それなのに、


それなのにどうしてまた死刑求刑なんですか。



……………




袴田事件を知らず読んでいる人がいたら、色々本を読んで欲しい。

最近出版されたものもあるので、袴田さんについて考えてもらえると嬉しい。



追記

参考URLを添付します。




これだけでも十分ですが、複数の著作を見た上で、彼の事件が冤罪かどうか見てほしいです。

 
 
 

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