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  • 執筆者の写真: 耳ず
    耳ず
  • 2023年6月27日
  • 読了時間: 3分

本日、休日。


姉の依頼のため、代わりに映画を観てきました。タイトルは「アフターサン」。

見終わった後、どういうことだったのだろう?と不思議に思ってしまった。

というのも話が真っ直ぐすぎたからだ。


親が別れ、父と娘が最後のバカンスを過ごすお話なのだが、『その景色の記録を見返す』…それ以上でもそれ以下でもない。本当にそのままのストーリーだった。

起承転結のないお話を見たのがあまりにも久しいため、自分が感じられていないだけで水面下では何かが繰り広げられていたのだろうかと邪推してしまった。

この映画は、娘が父と同じ齢になった頃にビデオを見返してその情景を味わう、とても印象的な映画だ。

劇的なものは無かったが、描写が語られすぎず、余韻を残す良い作品だったと思う。

何より、感情を含む景色の切り取り方が上手い…。これは観てもらわなければ分からないものだと思う。


人によっては退屈な作品であると思うし、実際自分も寝てしまったりしたが、映画館を出てからも余韻を引く作品ではある。

なぜなら、想いが目線や光景に映し出されているのに、あまりにもストーリーがそのままだからだ。

登場人物の確かにあるのに不明確な感情と、あまりに明確な物語の対比が、鑑賞後、「なんだったんだ?」と不思議な気持ちにさせてくる。

なんとなくどんな想いかは想像ができるし分かるのだが、決して口にはしないのだ。

話の中で説明などしないのだ。


それがこの映画の魅力的なところであり、人を選ぶところでもある。


個人的には、アフターサンを観て良かった。

今時は起承転結がはっきりしていて明確なものが多すぎるので、こういった作品が今も存在し、評価されていることに安心を覚えた。

こういった作品も十分に素敵だ…。


なんだか、自分自身漫画を描く上で囚われていたので、意味の分からない漫画を描く自分はカスだと思っていたが救われる思いがした。


アフターサン、良い作品でした。

もし鑑賞される方がいれば、観た後はこちらのインタビュー記事を読まれると面白いかと思います。監督の人となりが見えます。


最近「エゴイスト」(高山真)という小説も読んだのですが、自分が気にいるかどうかは置いておいて、こうした創作物に触れるのは刺激になって良いなと思いました。

満足だろうと不満だろうと疑問や考えが浮かんでくるので、タメになります。


話は変わって、映画鑑賞後、普段寄らないところに来たため本屋を探して色々購入してしまいました。お金がないので、本を買うのは避けていたんですが…


先行投資と誤魔化しながら買ってしまいました!


ああ…本は逃げないのに……ああ…

だから本屋には近寄ってはいけないのです。

だけど、本屋があると寄りたくなってしまうのです…!

最近は図書館で本を読んでいたのですが、良い本は手元に置きたくなってしまうので、買ってしまいました。また、近くの図書館未所蔵のものなんかあると尚更購買意欲が増してしまい……


うわ〜〜!!


最近チラッと闇金ウシジマくんを読んだのですが、作中にある「身の丈に合わない生活を続けて破綻するバカ」というような言葉が思い出され…耳が痛いです…

本屋には…近寄ってはいけない…



さて…久しぶりのブログ更新となりましたが、これからはもう少し更新頻度を上げて投稿していきたいと思います。

漫画もできていないですし、ネタがないのですが…最近植物を育てているのでその成長を記録しようかなとも思います。


それではそれでは

 
 
 

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