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  • 執筆者の写真: 耳ず
    耳ず
  • 2021年7月19日
  • 読了時間: 3分

絵を描くきっかけって覚えてますか?

私は覚えてません…


覚えてませんけど、振り返ると幼い頃から絵を描くことが好きでした。

園児の頃は家の壁に落書きして、小学校では絵ハガキ倶楽部、中高では美術部に所属していて、まあ何かしら絵を描く活動に参加していました。

でもずっと自分の絵に価値がないと思っていたんですね。


自分の絵の立ち位置として、分かりやすい小学生の頃のエピソードがあります。

自分が落書き帳に絵を描くと、友達が色づけしてくれるのですが、それと同時に色んな落書きをされるんです。

それが血塗れだったりうんこだったり黒塗り(ベタ塗りみたいな)だったり…

いつもやってもいい?と聞いてからやられるんですけど、それに自分はいつも良いよと言って、自分の絵がぐちゃぐちゃになるのを一緒にバカ笑いして見てたんです。

それは、自分で自分の絵はその程度だと思っていたってことです。

当時それに傷ついた覚えはないですし、友達との笑いに薪をくべるぐらいの感覚だったと思いますが。


つまり、自分で自分の絵は大事なものじゃないと思っていました。

そんな感覚が小学校から始まってずーっと強くなっていきました。

小学校でも自分より絵の上手い人がいて、中学でも絶対に1位にはなれなくて、高校でも同じように輝く才能の人がそばにいて…大学進学の時に美術系の大学に行く勇気はなくて無難に文学部に行きました。


大学ではサークルに入りませんでした。

今まで絵に関する倶楽部に入り続けてきましたが、絵で食べていく自信もなく熱心さもなく…自分が描く絵の無価値さを感じていたのでこの頃は絵を描くことから離れていました。


絵が上手いと褒められたこともないし、褒められても受け入れられませんでした。


でも、少女終末旅行にハマった時。

これは転機でした。自分がまた絵を描くようになったきっかけです…!

最初はネタだけツイートしていたんですが、そんな文字だけのものにいいねが飛んできて…恐る恐る絵もあげてみたんです。

そしたら10のいいねがつきました。


10?!?!!!


驚いたのを覚えてます。10ということは、10人のヒトが良いと思ったということです。今までの人生で、それだけのヒトが自分の絵を良いと思ってくれた実感はありませんでした。

そこから嬉しくなって、調子にのって絵を描き漫画を描き…思いついたものは絵や漫画にしていこうと今に至ったのです。


今も自分の絵に自信はありませんが、良いと思ってくれる人がいれば…下手なりにも描き続けようかなと思います

誰に見せるでもなく描いてりゃいいんですけどね。やっぱり良いと思ってもらえるのが嬉しくて上げてしまいます。

pixivの絵とかも時々消してしまいたい衝動に駆られますが、まだ読んで喜んでくれる人がいるかも…と思い残してしまってます。


いやなんというか…

絵を描くきっかけは分かりませんが、物心つく前から絵を描くことは好きで、最近は絵を描いてて嬉しいことがあるからやってる…という感じですね。描きたくて描いてるのもあるんですが、そこに嬉しさもないとやっぱ筆を待つ気になれません。


絵が超絶上手い、熱量もある、才能が眩しい人々には負けますが…気持ちの続く限り活動したいなと思います。


突然なぜこんなことをって感じですが、チェンソーマンのタツキ先生の読切を読んで気持ちが沈んだので自問してみました。

これからも、暫くよろしくお願いします

 
 
 

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