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  • 執筆者の写真: 耳ず
    耳ず
  • 2023年7月21日
  • 読了時間: 5分

英→米における巨大感情の所在について

以下に述べるは自己解釈であり、他者のCP観を否定するものではありません。



7月17日、私はTwitterで「イギリスさんからアメリカくんに対する巨大感情」という文言を見た。私は強い違和感を覚えた。

巨大感情?

はて、イギリスさんからアメリカくんにそんな感情があっただろうか…と。


私は独立時期の二人のすれ違いや、その後の関係についてよく解釈を練るのに、イギリスさんからアメリカくんへ向けるクソデカ感情というものを感じたことも考えたこともなかった。


えっなんでだ?!


私はアメリカくんからイギリスさんへの巨大感情は認めている。しかし、その逆を認知していなかった。関係の特殊さで言えば、独立期から現代に至るまで双方で、互いへの巨大な感情があってもいいはずだ。

実際イギリスさんはああやって傷つきを得ているわけだし、その傷はなんらかの情のため起きていることだろう。

しかし、そこまで考えてみても私には、イギリさんから向けられるアメリカくんへの巨大感情というのが分からなかったのだった。

何ならイギリスさんはアメリカくんに対して諦観気味だろうと、もう何の期待もしていないだろうと思っていた。


一体何故だろうか…


Twitter上でウンウン唸った結果導き出された答えは以下のようなものだった。

※悩んだツイートは削除済


イギリスさんが独立期のアメリカくんについて考える時、それはアメリカくんに向けられた感情ではなく自分に向けられた感情である、と。

アメリカ君を通して自問自答をしているのだと。


どういうことかというと、彼にとって独立期の出来事は酷い傷なのだ。イギリスさんが気にかけるのは、それを付けたアメリカくんというより、「傷が痛い」ということなのである。

確かにコンプレックスはある。アメリカという存在が、それまでのイギリス文化の否定の上で成り立っているからだ。(作中、イギリスさん自身「否定したいのはお前の存在だけどな…」という様なことを言っている。確かWW2の出来事だ。※1逆に見れば、アメリカくんの存在がイギリスさんを否定していると感じていることを読み取れないか?)

アメリカくんに思うところがあるのは確かだが、それを巨大感情と呼ぶのは憚れるところがある。そもそも巨大感情とはなんなのか?


私は巨大感情は以下のようなもので構成されていると考えている。


「執着/固執/執念/確執」※2


私の中でイギリスさんはアメリカくんへなんらかの拘りを持ってはいない。彼に対し何かしてほしいなんて期待はしていない。


ただ傷が痛むだけなのだ。

彼はその傷が痛まなくなるのを待っている。

時が過ぎて、風化していくのを待っている。


それは例えば、いじめられた子がいじめっ子に対して自分の人生に二度と関わらないで欲しいと思うように。

付けられた傷の恨みでいじめっ子を気にかけることがあったとしても、それは決して好意ではない。それを私は巨大感情とは呼ばない。

ただ、傷つけられたから。

傷が痛いというだけのことなのだ。


アメリカくんとイギリスさんには温かい交流があったので、上記の例は不適切ではないかという指摘もあると思う。

しかし、私の経験上で言えばいじめは突然起きるものだ。それまで仲良くしていた人たちがいじめてくるようになるのだ。また、いじめている最中でも不意に一対一の空間ができれば前の関係のやり取りが再現されることもある。集団での振る舞いをしているだけなのだ。

こういった、「いじめられる」以前は親しかった又は「いじめる」以外のコミュニケーションが介在する時があることを鑑みるといじめの例を持ってくるのは不適切ではないと思う。


今もいじめられた時のことを思うと薄暗い気持ちになったり、わだかまりを感じたり、恨んだりしていたとしても、その気持ちをいじめっ子への巨大感情とは私は呼ばない。

だから、イギリスさんがいくらアメリカくんに独立されたことを思い出し傷ついていてもアメリカくんへの巨大感情を抱いているとは解釈していなかった。


また、独立期の傷を通して自身を見ているとはどういうことかというと、イギリスさんはトラウマとの折り合いをつけようとしているということである。自分はあの時どう感じていたのか、自分には何が起きていたのか…それらを客観視し過去にすることでやっとその傷を受け入れることができるのだ。

私はその過程で、過去のアメリカくんに対する想いや今のアメリカくんに対するわだかまりが描かれたとしても、それがアメリカくんに向けられた感情だとは思わない。

それは、これからの自分のための感情だからだ。


だからイギリスさんが期待しているのは今後の自分の有り様であって、アメリカくん自身ではないのである。


私はその様に解釈していたから、イギリスさんからアメリカくんへ向ける巨大感情というものを認めていなかったのだ。

同じ「忘れられない人」であっても、それが「恋しいから」と「傷が痛いから」とでは雲泥の差がある。


勿論ひとにはひとの解釈があるので、いくらでも異論はあると思う。

しかし今回の件を通して、自分のぼんやりとした米英の解釈に枠組みを与えることができて良かった。


また言葉にできそうなCPへの解釈が得られれば記事にしたいと思う。


ではでは。




※1

要確認


※2

【執着】一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと


【固執】あくまでも自分の意見を主張して譲らないこと


【執念】ある一つのことを深く思いつめる心。執着してそこから動かない心


【確執】互いに自分の意見を強く主張して譲らないこと。また、そのために生じる不和


goo辞書参考

 
 
 

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