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  • 執筆者の写真: 耳ず
    耳ず
  • 2020年9月12日
  • 読了時間: 2分

今日は9.11が起きた日です。アメリカはまさに今日が11日。19年前の今日、午前9時頃にハイジャックが起き、テロがありました。史上最悪のテロでも、さすがに来年で20年目ともなる事件はTwitterのトレンドにもあがりません。でも、アメリカでは追悼式があったようで、大統領もコメントしています。

また、アメリカのハイジャックとは訳が違いますが、日本で起きた日航ジャンボ機墜落事故から今年で35年目ともなります。単独機としては現在においても世界最多被害の墜落事故で、あの坂本九さんが亡くなられた事故でもあります。こちらも8月12日に話題にはなりませんでしたね。でも、墜落したはずの123便が飛行機MAPに表示されたことでTwitterがざわつきました。123は永久欠番となっているのに…事故の日付に近いし、時期も時期だから盆帰りか?なんてなっていたのが面白かったですね!実際は整備中の機体の仮番号が123で、MAP上に出てしまっただけのことでした。しかしこの偶然のおかげで、あの事故から35年経つこと、みんなの意識が薄れて忘れられていることが明らかになりました。

知らない人が増えてるんだと。


これが悪いことなのかは分かりません。私も映画を見るまでは全く意識していませんでした。

物事は10年20年そこらで簡単に風化するということです。時の流れが当時の悲しみや騒動を平坦にするということ。これは、当事者が傷を癒すのに必要な時間です。当時の苦しみから少しずつ解放されるということではないでしょうか。同時にこれは、みんなが事件を忘れていくということです。

物事には全部良いも、全部悪いもありません。ただ、繰り返さないためには忘れないことだと思います。

でも結局、人は感情がついてこないとすぐに忘れてしまう。覚えていようと思っていても、来年は心がどうなっているかわかりません。

だから、今くらいは忘れないで追悼したいなと思います。正解は分かりませんが、誰か一人でもこうしたことを覚えて呟いていたら、皆も思い出すことでしょうから。


映画:『ユナイテッド93』『クライマーズ・ハイ』


 
 
 

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