8/8
- 耳ず

- 2023年8月8日
- 読了時間: 6分
更新日:2023年8月10日
8/7
この日は休みだった。
私は最近興味から1週間以上殺人事件について調べていたのだが、8/7は休みなのもあって前日の夜から夕方に至るまでずっと殺人事件を調べていた。(といっても調べるというほどではない。誰かがまとめた三次資料、二次資料を読んだり視聴したりしていただけなのだ)
そうしたら、当然目が疲れてしまい、遠近の調整の具合が悪くなった。
疲労を感じソファに横になると、私は寝たことにも気づかず夢を見ていた。現実とさほど変わらない光景、その、ソファから横になった時何かが入ってくる気配がした。黒い影が見える、気がした。
怖い…
私は蚊取り線香を焚くために窓と玄関を網戸にしていたので、家の侵入があまりにも簡単だった。昨日の夜から殺人事件のあらゆる手口を見てきたため、その夢とも現実ともつかない意識の中で、家の中に誰か来る気配に恐怖を覚えた。
しかしひたすら気配だけだったので、シュレディンガーの猫よろしくいるかいないかを確認するまで私は夢か現かの中にいた。
私は起きあがって窓と玄関を閉める必要があった。しかし何故か体が鈍かった。
水中で走ろうとた時の不自由さに近かった。これを金縛りというのかはわからない。
私はこれを金縛りと呼んだことはない。
おそらく水分不足なだけだからだ。
そんな訳で、水分を取るためにもなんとか体を動かさねばならず、鈍る手足を動かして意識を無理矢理クリアにさせた。
窓と玄関にゆっくり近づき、できる限りひっそりと周りを見渡してから鍵を閉めた。
一安心だ。
私はOS1を飲み、一息ついた。
先ほど感じた恐怖の余韻はまだあった。
なんと恐ろしいことなんだろう。
実際人はいなかったから良いが、人殺しに狙われたら…と思うとその恐怖や戸惑いは身に余るものだった。
そして、何をどうしてそう思ったか忘れたが、吉良吉影って怖いな…と思ったのである。
吉良吉影とはジョジョの奇妙な冒険第4部の登場人物だ。手フェチの連続殺人犯である。
彼の恐ろしさを等身大で感じていなかったことを痛感した。
なんとういか、その性質が本当に、現実に存在した殺人鬼となぞれる。殺人事件について見まくっていたため、その恐ろしさをリアリティを伴って感じることができた。
現実にいてほしくないタイプである…。
私はpixiv百科の吉良吉影の記事を読んだ。
そしてそこからディオ・ブランドーとDIOの記事を読んだ。
前もっていっておくが、私はディオジョナが好きな人間だ。文章の読み方に偏見が混じることをご了承いただきたい。
前提を分かっていただいたところで書くが、その記事には私の様な人間が喜びそうなことが書いてあったのだ。

ジョナサンとディオが光と闇で正反対なのは知っている。しかし、ディオが「奪われて生まれてきたため奪うことしか知らない」ジョナサンは「与えられて生まれてきたため受け継ぐことができた」ということは知らなかった。
この文章の文脈的に、ジョナサンを与える者として認識しても問題ないだろう。
私は、奪う者としてのディオは知っていたが、与える者としてのジョナサンは知らなかった。荒木先生がそういった意味での正反対もあるということを話していたのは知らなかった。
(本当だろうか…?出典元を確認していないので、鵜呑みにしてはいけない)
ということは、何だ?
ディオはあの船で、ジョナサンの体を「奪おう」としたが、殺すつもりはなく…それだというのにジョナサンはエリナは逃しても自分は逃げずに自身の命をディオに「与えてきた」という構図になるのか…?
ジョナサンの、責任をとってディオと心中しようとした行為はそういった意味をも持ってしまうのか?
私は、このことに頭を抱えた。
なんてことだ!
ディオは自分がジョナサンを殺したくせに彼が死んだことに驚いていたが、その驚きは「初めて与えられた」という認識も含んでいたのかもしれない!
ディオは、散々ジョースター卿やジョナサン、屋敷の人々、学校の人間…あらゆる人間から与えられてきたと思うが、恐らく彼の認知で「与えられた」と思ったことはないだろう。
そういう優しさを認めるのは嫌いだからだ。
彼にとって与えるというのは差し出すの間違いで、「奪われる人間」のやることだからだ。優しい人間などいなく、自分の損得を勘定出来ない「間抜けな人間」がそれだという認識があったと思う。
あまりpixiv百科を出典元にしたくないが、この記事でも以下の様な文章がある。

また、彼の母に対しても以下の様にあることから私の上記の認識は間違いではないと思う。

しかし、認めていないだけで、そういった感情や本来意図するところはわかっていた様に思う。彼は人身掌握に長けており、以下の様に人間性を書かれている。

できれば、本編を見直して該当シーンを抜き出したいが、今手元に持っていない…。
また、彼が全く優しさを感じていなければ「綺麗事」に「苛立ち」も感じないであろうし、母やジョナサンに対する複雑な感情も持たないだろう。

ああ…分かるだろうか、この、関係性…。
ディオがジョナサンをどう思っていたのか、それを少し、妄想できる部分に会うと口角が上がるのを抑えられない。
複雑な感情…これである。
ジョナサンが最後に口にした奇妙な友情…これである。
その一片でも、考えて見たい。
それを構成するひとつのあったかもしれないシーンを描いて見たい…。
なぜディオは7年間もジョナサンとの友情ごっこに励んだのだろう?
なぜDIOはエジプトを離れられなかったのだろう?
彼には1部における色んなシーンがどのように見えていたのだろう?
それは勿論ジョナサンにとっても。
本編にある隙間の時間を考えてみたい…。
私はpixiv百科に書かれていることが、あまりにもディオジョナとして餌になることだから、うっとりしてしまったのだった。
殺人が始まってからなんとも畳掛ける展開であったが、ディオとジョナサンの一緒に過ごした時間は人間であった時の方が圧倒的に長い。
それらの時間がどのように、人間を辞めた後の死闘に響いたのだろうか。
ディオジョナ…私はここに脱線して、殺人事件の恐怖から逃れた。pixiv百科には感謝している。できれば、ちゃんと出典元を確認して正確な情報を追記したいが、参考文献は書かれていただろうか?
ここで引用したことは鵜呑みにせず、各々でも調べてみてほしい。
ちなみになぜ殺人事件について調べていたか、この記事を公開するより先にまとめたものをあげたかったが、思い返すとそれなりに長くなってしまったので、出来上がり次第公開することにする。
ここまで読んでくださりありがとうございました。お疲れ様でした。
引用元
(追記)
そういえば、吉良は静かに暮らしたかったが殺人衝動を抑えられず、自身のスタンド能力も相まって止まるところを知らなかったが、ディオは殺人衝動を抑えられたのだろうか?
あの時代だから、裏で殺人をしていても彼の知恵で隠蔽できそうではあるが、人間である時した殺人は実質ダリオだけだと考えると驚きである。(ジョースター卿は人間を辞める時にしたのでカウントしない)
ディオは決まって毒殺で邪魔者を消そうとしているので、やはり自分の経歴に傷がつくのを恐れいたのだろうか?
思えば吉良は快楽殺人だが、ディオは邪魔だから殺すだけである。しかも大体部下にやらせていて自分の手で下すことはない。
人面犬やゾンビ、肉の芽など、死体の加工には精を出すが殺人自体への欲求やこだわりはないように感じる。
うーむ。
連続殺人犯にも系統があるため、彼がどこに当てはまるのか気になるところである。

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